#03 結末が衝撃的な本

「ルビンの壺が割れた」宿野 かほる

感想を話しづらい、ネタバレ厳禁の小説です。 読み終わったときの私の反応は、「えっ・・・・(放心)→えぇ!?(驚き)→えぇぇえぇぇ!!(笑い)→はぁぁ・・・(感心)」でした。 何か考えさせられたり、為になることは正直ないです。でもエンターテイメント性は抜群。1時間程度で読めてしまうのでぜひ。

「君の波が聞こえる」乾 ルカ

沖に浮かぶ謎の城に迷い込んだ少年のファンタジー物語です。城から出るには「出城料」が必要ですが、それが何なのかはわからない。主人公は城内で出会った大切な友達と一緒にその答えを探していきます。 ラストが非常に印象的です。この結末、わたしはすごく好きです。 が、健康なときに読むことをおすすめします(笑) 乾ルカさんの作品のジャンルは本当に幅広いです。 こちらのサイトでも紹介していましたので、今の気分に合わせて選んでみるのも良いですね。
少年少女のためのブックリスト|【作家・乾ルカ】おすすめの本はこれ! ❐

「正欲」朝井 リョウ

わたしは文庫本派なのですが、こちらは珍しくハードカバーで購入しました。 朝井リョウさんの新作が出たといううれしさもあったのですが、本屋さんのポップに書かれてあった言葉にも後押しされて、つい・・・。 やっぱり期待を超えてきました。こんな小説今まで読んだことありませんし、どうやったらこんなものが書けるのだろうと、読み終わったあとはため息が出ました(笑) 知らない世界はまだまだたくさんあるのだから、簡単に知った気になるなと言われているような気分でした。だから感想なんて簡単に出てきません。とにかくすごかった。

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